ポーカーにおけるHUDの使い方とは?各スタッツの意味と活用方法を徹底解説

はじめに
オンラインポーカーで勝ち続けているプレイヤーの多くが使っているツール──それがHUD(ハッド)です。
HUDは対戦相手のプレイ傾向を数値として表示してくれる“統計的な武器”。
この記事では、初心者でもわかりやすいようにHUDの使い方と代表的なスタッツの意味を解説していきます。
HUDとは?ポーカーにおける「情報の見える化」ツール
HUD(Heads-Up Display)とは、ポーカーのハンド履歴をもとに、対戦相手の行動傾向をリアルタイムで数値表示してくれるツールのことです。
代表的な対応ツール:
- PokerTracker 4
- Hold’em Manager 3
- Hand2Note
- GTO Wizard(スタッツ表示は簡易)
オンラインポーカー(特に現代のMTT・Zoom・キャッシュ)では、HUDの有無が勝率に大きく影響します。
よく使われるHUDスタッツの意味と役割
HUDに表示される情報はたくさんありますが、初心者はまず以下を押さえればOKです。
スタッツ略語 | 意味 | ざっくり基準値 |
VPIP | 自発的にプリフロップでチップを入れた割合 | 18〜25%(標準) |
PFR | プリフロップでレイズした割合 | 15〜22% |
3BET | プリフロップでリレイズした割合 | 5〜8% |
ATS | スティールを試みた割合(CO/BTNからのオープン) | 25〜35% |
C-BET | フロップで継続ベットした割合 | 60〜75% |
FOLD TO C-BET | 相手のC-BETに対してフォールドした割合 | 45〜65% |
スタッツの見方と活用ポイント
VPIPとPFRの差を見る!

• VPIP 30%、PFR 10% → リンプ多めの受け身タイプ
• VPIP 25%、PFR 24% → アグレッシブなスタンダードプレイヤー
この差を見れば、「どれだけ積極的にベットしてるか」が分かります。
3BETとFOLD TO 3BETで「対戦姿勢」が読める!
• 3BETが8%以上 → リレイズ多めのアグレッサー
• FOLD TO 3BETが80%以上 → 圧力に弱いタイプ
C-BETとFOLD TO C-BETで「ポストフロップの癖」がわかる!
• C-BET率が高い=とりあえずベット型
• FOLD TO C-BETが高い=ワンベットで諦めやすい
→ これを見てブラフ or バリュー判断できる
実戦でのHUD活用例
ケース1:ブラフキャッチ成功
• 相手のC-BET:85%
• ターンもベットしてきたけど…
• リバーで こちらがミドルペア
→ 「またC-BETルーティンやな」と読んでコール、見事ブラフだった!
ケース2:3BETでバリュー取り
• 相手のVPIP:35%、PFR:8%、FOLD TO 3BET:85%
→ 弱気プレイヤーと判断し、A♠Q♠で3BET → フォールド誘発に成功

注意!HUDが使えない・禁止されているサイトも
一部のプラットフォームではHUDの使用が禁止されている場合があります
→ 利用規約を確認した上で使用すること!
まとめ:HUDは“読み”の助けになる最強ツール
ポーカーは相手の傾向を読み解くゲームです。
HUDを使えば、「データに基づく相手の癖」が一目でわかり、より正確な判断ができます。
まずは代表的なスタッツを覚えて、実戦で少しずつ活用してみましょう!