【ポーカー戦略】コンティニュエーションベット(CB)とは?基本からGTO的な頻度・実戦での使い方まで徹底解説!

ポーカーにおいて「コンティニュエーションベット(CB)」は、勝率を高める上で欠かせない重要なアクションです。今回は、CBの基本的な意味からGTO(ゲーム理論最適戦略)的な使い方、さらに実戦での活用法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
コンティニュエーションベット(CB)とは?
CBとは、「プリフロップで最後にレイズしたプレイヤーが、フロップ後も引き続きベットすること」を指します。
例えば、プリフロップであなたがオープンレイズし、フロップで誰もベットしていない状況で、あなたがベットを打つ──これがCBです。

CBの目的は、単純にバリューを取りにいく場合だけでなく、相手にプレッシャーをかけてフォールドさせるブラフの一環としても使われます。
なぜCBが重要なのか?基本の考え方
CBが有効な理由は以下の通りです:
- プリフロップで主導権を握っているため、強いハンドを持っていると相手に思わせやすい
- フロップでヒットしない確率は全員ある程度同じなので、先にベットすることでフォールドを誘いやすい
- チェックによる情報漏れを防げるため、自分のレンジを守りやすい
つまり、CBは単なる「流れで打つベット」ではなく、レンジとバランスを考えた戦略的な行動なんです。
フロップCB・ターンCBの違い
CBには主に2種類あります:
- フロップCB: プリフロップレイザーが、フロップでもベットを継続する
- ターンCB: フロップでもCBを打ち、さらにターンでも連続してベットする
フロップCBは広いレンジで打たれることが多いのに対し、ターンCBはよりハンドの強さや相手の反応を見て慎重に行う必要があります。

GTOにおけるCB頻度とブラフのバランス
GTO的には、CBの頻度やブラフの割合は以下のように考えられています:
- フロップCBは50〜70%程度が適正とされることが多く、ボードによって調整される
- ドライなボード(例:A-7-2 rainbow)ではCB頻度高め、ウェットなボード(例:9-T-J two-tone)ではCB頻度控えめ
- ブラフの比率は、ターンやリバーに向かうほど絞られていく(ブラフレンジの削減)
重要なのは「CB=自動で打つもの」ではないということ。相手のレンジと自分のレンジの重なりを意識して、CB頻度を調整するのがGTO的な打ち方です。
相手がCBしすぎ/しなさすぎの時の狙い撃ち方
GTOを無視してCBしすぎる相手には:
- フロート(弱いハンドでコールしてターンで攻め返す)
- ブラフキャッチ(ターン以降でブラフを受け止める)
逆に、CBを全然打ってこない相手には:
- 頻繁にCBを打ってプレッシャーをかける
- 強いレンジをキープしてバリューベットで稼ぐ

相手のCBスタッツ(HUDがあれば)や過去の傾向を見て、**エクスプロイト(狙い撃ち)**していくことが収支を伸ばすカギです。
CBを打つべき場面・控えるべき場面
【打つべき場面】
- ドライなフロップ(例:K-7-2 rainbow)
- 相手がタイトで、フォールドしやすい
- 自分がエース・キングハイなどの高いレンジを持っている
【控えるべき場面】
- ウェットなフロップ(例:9♠-T♠-J♦)
- 相手がルースで粘り強いプレイヤー
- 自分のレンジがボードとあまりマッチしていない
実戦例:CBが成功するケース・失敗するケース
【成功例】
プリフロップ:あなたがCOからAKでオープン
フロップ:7♣-3♦-J♠
→ 相手のBBチェックに対して、CBを打つ
→ 相手フォールド(ヒットしていないハンドでも、勝ちを拾えた)
【失敗例】
プリフロップ:あなたがMPからA9oでオープン
フロップ:T♠-9♠-K♦(ウェットボード)
→ CBを打つも、相手にレイズされてフォールド
→ 相手のレンジにマッチしたボードで、CBの頻度が高すぎた結果

まとめと実戦への応用
コンティニュエーションベット(CB)は、ただの「打ち続ける」ベットではなく、ボードとレンジのバランスを見た上での戦略的な判断が必要です。
GTO的な視点を持ちつつ、相手の癖やスタッツを見てエクスプロイトできれば、より収支の安定したプレイが可能になります。